建物を設計する。
それは大小に関わらず、まずは人がいて、ぴったりとあったものでありたいと思う。
□ 人は何故、緑を欲しがるのであろうか
□ 人は何故、空間に入るとき壁を背にしたがるのか
□ 人は何故、柔らかな光を欲しがるのか
□ 人は何故、ぬくもりを感じたいのであろうか
□ 人は何故、プライバシーを守りたいと思うのであろうか
□ 人は何故・・・
設計にあたり、私はいつもそのような問いかけをしてきたように思います。
その基本空間となるのが、“住まいの空間”であり、
それは個性との対話から生まれ、また環境との対話から生まれます。
様々な価値観をもった施主との心の通じ合ったコミュニケーションの中から、敷地の持つ特性を生かし、
それぞれのライフスタイルに合った、暮らしやすく、機能的で、安らぎのある家を創り出していきたいと考えております。
何に心を揺り動かされてか覚えておりませんが、小さい時“広い心を持たにゃいかん”と思った事がありました。
中学時代であったと思います。実に今日まで、私の心の中にはその言葉がつきまとっています。
なかなか持てないことへの望みだったのかもしれません。
広い心を持って相手に接し、広く物事を知ろうと強く感じたのであります。
設計を通して、様々な事を学びます。
人間のことや社会のこと、環境のことを見つめ、考えていくことが良いデザインに繋がると思っています。
日常生活の中で長く使用されてきた物の中には、使う人のためになっているもの、温かい美しさのあるもの、
周りの環境に良く合っているもの等、うまく考えられたものが多いと思います。
物を創ること、デザインをすることは、毎日の生活の中から生まれると言っても過言ではありません。
建物の設計については、まさに生活の中にヒントがあります。
デザインをすることは、単に奇抜で人目を引きつけるものを考えることではなく、広い視野と知識を持ちながらも、
バランスのとれた感覚と個性を出して行くことが必要であると痛感しております。
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